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イワテバイクライフ 2012年8月前半


2012年8月15日(水)
終戦の日も、お盆休みのUターンラッシュのニュースに霞みがち。さえない曇天ベース。青空の断片ところどころ。ただ、夕刻の風は涼やかだった。



  世界が優しく寛大に思えたら、
  それは深刻な事態だ。

  いい気な人間の
  おんぶにだっこを受け入れるのは、
  これが最後だっていう決意表明だからね。

  (そこに気付かなくちゃ、次は無い)
YAMAHA YB1(2スト) @岩手山麓

2012年8月14日(火)
未明の雨音。夜明けとともに天気の回復は急速。昼前には青空拡大。夕刻には、乾いて涼やかな風に包まれた



  「雨降って地かたまる」
  そんな時代もあった気がする。
  この国が、この国であった頃の話だ。

  (今では、にわか雨さえタブーだ)
MOTO GUZZI V7classic @岩手山麓

2012年8月13日(月)
昼前後、雨が降った。夕刻には雨もあがり、想像以上の回復。大地は風に吹かれて乾き、青空や斜光がやさしかった。



  それは、薄暗い洋館の広間だった。
  絵画の競売会場は満員だった。
  一枚の絵が登場した。
  夕闇を描いたものだった。
  入札価格は順調に伸びていく。
  すると、誰かが叫んだ。
  「誰の作品なのか、まだ聞いていないぞ」
  競売人がゆっくり告げた。
  私の名前だった。
  会場は凍り付いた。
  競売は中止された。
  がらんとした広間に
  私ひとり立っていた。

  そんな夢を見た。
スポーツスター883R @岩手山麓

2012年8月12日(月)
やや疑わしい「晴れマーク」にすがった。案の定、雲が空を支配し、青空は一時的な添え物だった。夕刻、八幡平あたりで降られた。



  絆の結ばれ方は様々だが、
  大体、ふた通りだ。

  偶然巡り会って、
  ゆっくり信頼を育んでいくもの。

  何かのキーワードのもとに
  突然、割り振られ、送り込まれ、
  目標に向って共闘するもの。

  (匂いでわかる)
MOTO GUZZI 850GT @青森県

2012年8月11日(土)
男鹿半島は曇ったままだった。それでも、少しずつ青空ものぞかせた。大気の感触は真夏のままで、汗ばんだ。



  現実を突き付けないと
  理解できない群がある。

  現実を飲み込まないと
  動き出せない群がある。

  現実が変化することを
  ぼんやり待つ群もある。

  君は、その中で老いていく一匹なのか?
  (絶滅したのか?想像力は)
MOTO GUZZI California Vintage @秋田県

2012年8月10日(金)
思った以上に晴れた。それ以上に積乱雲がわき立った。随所ににわか雨。けれど、風は、どこか涼やかだった。



  濡れたくなくて
  雲の顔色を窺うから、
  黒雲の下に入ってしまう

  安らぎたくて
  幸福ばかり追うから、
  憔悴し道端にうずくまる。

  迷いたくなくて、
  真実などを探るから、
  きな臭い風につつまれる。

  (求めるほどに離れていく)
MOTO GUZZI V7Classic @岩手県北部

2012年8月9日(木)
予報では終日灰色の一日だったはずだが。どうしてどうして、内陸には適度な青空が雲の乱舞を引き立てていた。何より秋めいた風。



  真実を見て、感じて、吟味して
  人々は、はじめて判断するんだよ。
  誰が正しく、また何が誤りかをね。
  民主主義の国ではね、
  そうなんだよ。

  だからさ、
  黙々積み重ねよう。
  ぐうの音も出ない事実で固めよう。
  何がどうあれ、
  それが最短コースだ。
MOTO GUZZI 850GT @岩手山麓

2012年8月8日(水)
青空を求めて西へ走った。秋田は期待通り。おまけに雲の乱舞も見事だった。風は乾いて涼しい瞬間もあった。



  地図は捨てる。
  迷えばいいのだ。
  太陽の在処を頼りに彷徨えばいいのだ。
  そのようにして
  辿り着ける場所がある。
  目を見張る光景がある。
  巡り会える人がいる。
MOTO GUZZI California Vintage @秋田県

2012年8月7日(火)
夏の青空を見上げて北上すれば、雲は厚みを増すばかり。ついに降雨。盛岡に引き返すと晴天。涼しい風が吹き渡っていた。



  いざとなったら
  切り札は「祖国」だ。

  その為に人は頑張る。
  でかいものを背負っちまう。
  人生と引き換えにね。

  (今日もオリンピックだ)
MOTO GUZZI V7Classic @岩手県北部

2012年8月6日(月)
雷鳴轟く。小雨断続。すっかり諦めた夕刻。目を見張る天空の好転。大気は涼やかだった。



  閉ざされた空は、
  きっと開ける時が来る。

  ふさぎ込む心が、
  ふっと軽くなるようにね。

  (大丈夫だよ)
HONDA ベンリィ50S @盛岡市

2012年8月5日(日)
この暑さは自然現象以外の何かを感じる。内陸は多くの場所で猛暑日。沿岸南部は真夏日。沿岸北部はかろうじて30度以下だった。



  空半分が黒雲に覆われる。
  彼方にスコールのカーテン。

  ずぶ濡れで最短距離か。
  逃げ回って紆余曲折か。

  どちらでもいい。
  その道程を夢中で楽しめたなら、
  それでいい。
MOTO GUZZI California Vintaige @八幡平市

2012年8月4日(土)
盛岡は31度5分。日中晴れていた割には、暑さもそこそこだった。沿岸北部は、海からの霧(ヤマセ)に包まれ、少し涼しかった。



  人には
  それぞれのストライクゾーンがある。
  何を喜び、何を嫌い、何に怯え、何を隠し、
  何をもって自分であろうとするのか。
  それがわかれば、
  人生と言うマウンドは、
  俄然、面白くなる。

  (スピードボールはいらない)
MOTO GUZZI V7Classic @岩手県北部

2012年8月3日(金)
曇りがちだった。内陸の薄日に励まされて走って行けば、沿岸北部は海霧に支配され、ほぼ小雨状態。内陸は軒並み真夏日。沿岸北部は22度前後。



  あなたって人は、
  全部見抜いているのに
  知らない振りをするから、
  イライラされるのよ。

  あなたって人は、
  罠の在処を知りながら
  その周りをうろつくから、
  ピリピリされるのよ。

 (そうさ、俺は悪趣味さ)
MOTO GUZZI 850GT @八幡平市

2012年8月2日(木)
奥州市江刺区で36分など岩手は4日連続の猛暑日。さんさ踊り2日目の盛岡は、どうやら夕立をまぬがれた様子。



  復活までの生き様。
  それが、つまり人間の器量だ。

  諦めず、昂らず、騒がず、
  すべてを胸に秘めて歩み続けたかどうか、
  それで決まるんだな。
HONDA Ape100 @盛岡市 撮影日2010年8月

2012年8月1日(水)
盛岡で33度1分など、西日本並みの熱気。ただ湿度は高くなく、積乱雲皆無。むしろ秋めいたベールが舞っていた。



  夢に届かない者は
  朱印状を求める。

  前に出たい者ほど
  お墨付きに拘る

  権威に守られ、許されていないと
  安眠できない者が、
  ほら、今夜も東奔西走する。
MOTO GUZZI V7Classic 

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