TOP

イワテバイクライフ 2013年12月後半


2013年12月29日(日)
氷点下3度1分の夜明け。盛岡市街地には晴れ間があり、乾いた道に平穏な正月を思ったけれど、日中は、冬雲に支配された。最高気温1度3分(盛岡)。



  巨大なものと個人の関係に
  Win−Winなど
  ありえない。

  そんなフレーズを
  真顔で口にする者は、
  よほど御目出度いか、
  典型的な詐欺師だ。
MOTO GUZZI V7 Classic @岩手山麓  

2013年12月28日(土)
前夜、大騒ぎしていた天気予報は、幸い、不発に終わってくれた。朝方の雪の被膜も瞬く間に消えていった。曇天に時折青空も絡んだ。最高気温2度5分(盛岡)。



  年の瀬の午後、
  夫婦は老舗の蕎麦屋の二階で寛いだ。

  「とうとう、ここまで?」
  「そうだね、来たね」
  「長い長い助走だったのね?」
  「踏み切る時を信じてね」

  今日の風景は、実に思い描いた通りだ。
  道程のあれこれなど風に吹き飛び、
  記憶に爪跡も残さない。

  老妻は、蕎麦湯の湯気に呟いた。
  「その助走で全部蹴散らしたのね」
  「加速の鉄則はね、一直線だから」
KTM 200EGS @盛岡市

2013年12月27日(金)
鋭い寒気の印象は薄れていた。日中は曇り空ながら、ぼんやり青空も現れた。夕刻、沿岸北部に暴風雪警報。震度2ながら突き上げる地震。深も深まる頃、うっすら小雪に染まる。



  怒りや
  悲しみ
  憎しみ
  そんな気持ちは、
  すぐ言葉になる。
  吐いて楽になるようにね。

  愛しさ
  嬉しさ
  温もり
  そんな気持ちは、
  言葉にならない。
  噛み締めていたいからね。
 (じっと、いつまでもね)
MOTO GUZZI California Vintage @岩手山麓

2013年12月26日(木)
昨日に比べれば、なまぬるい大気だった。道端の雪がとけて流れ出していた。岩手全体、青空は、そこそこ現われたようだ。最高気温6度1分(盛岡)。



  港が奪われてもね、
  溢れる思いというものがあるんだ。
  それで、希望をね、
  大海原に押し出してみようと思うんだ。

  (たぎっているかい?)
HONDA Monkey @三陸沿岸北部 ※撮影は2010年12月下旬

2013年12月25日(水)
きりっと晴れて放射冷却現象。盛岡市の藪川で最低気温が氷点下18度4分。本州最寒冷の朝。中心市街地も氷点下6度2分など、ほぼ岩手全体この冬一番の冷え込み。午後は曇って見るべき風景は無かった。



  サンタクロースも色々でね、
  赤や白だけじゃないんだよ。

  傷だらけのプレゼントを届けて
  誰かの落胆顔にほくそ笑む。
  それを自分への贈物とする。

  (漆黒の類もある
MOTO GUZZI California Vintage @小岩井農場

2013年12月24日(火)
古い雪がようやく消えた途端、この新しい雪だ。幸いなことに積ることなく、日中の陽射しにとけ、街は乾いた。最高気温1度6分(盛岡)。



  雪に染まる朝。
  昨日の色を忘れた大地に
  明日の色彩を思い
  立ち尽くす。
GASGAS TXT PRO250 @岩手山麓 

2013年12月23日(月)
朝方は想像以上の青空だった。心を許して飛び出してみれば、陰鬱な雲が広がり、小雪まで舞い始める。街に引き返してみれば、かすかな晴れ間。最高気温3度3分(盛岡)。



  プロセスは鋼鉄の蓋で覆われ、
  原因は明かされず、
  責任は曖昧にされ、
  すっかり春になった頃、
  冬の真実が噂にのぼり、
  すでに皆さんお聞き及びと存じますがと
  見知らぬ代理人が
  今後の方針とやらを掲示して去っていく。

  そういう結末を
  僕らは幾度見て来た?

  (見限ることに、もう躊躇はない)



  ※本文と画像は一切関係ありません。
MOTO GUZZI California Vintage @盛岡市

2013年12月22日(日)
朝方は、小雪に染まりかけたが、天空は慌ただしく冬晴れへ移ろい、やたらに寒いまま、青空や陽射しが繰り出された。最高気温プラス1度5分(盛岡)。



  無理しないでね。

  生まれ変わろうと思い詰めちゃいけない。
  ありのままのあなたであれば、
  それでいいと思うんだ。

  どこまでも、
  あなたのまま在り続けられるなら、
  生まれ変わる以上の世界になっていく。

  その果てに
  あなたという一輪の花が
  薫風に揺れていれば
  いいよね。
Harley‐Davidson XL1200CA @岩手山麓

2013年12月21日(土)
大雪情報が出ていたはずだが、盛岡の市街地は乾いて朝を迎えた。日中も曇り空ながら雪どころか雨すら降ることはなかった。最高気温3度4分。



  台本を無視して、突然、舞台に躍り出る。
  流れを断ち切り、思い付きの台詞に酔う。

  客席は静まり返り、
  やがて、ひとり、ふたりと席を立つ。

  それでも、なお、
  舞台の中央を掻き乱し続ける者は、
  おそらく「よかれ」の一心なのだ。

  全体を見渡す目を持たないことは、
  貧困のひとつに違いない。
XL1200R @岩手山麓

2013年12月20日(金)
低気圧が発達しながら太平洋へ駆け抜けようとしている。大荒れ、大雪の予報にしては、盛岡は雨が雪に変わることもなく淡々としていた。最高気温3度3分。



  生きていると、
  時折、激流にさしかかる。

 (構えはひとつだ)

  飲まれてはいけない。
  無心に飛び込むのだ。
HONDA Ape100 @岩手山麓

2013年12月19日(木)
雪に備えて戦々恐々の首都圏だったが、岩手山麓周辺は至極穏か。午前中は青空。午後はやや曇った。それでも岩手山は見えていた。最高気温7度(盛岡)。



  アニキは、いつもオイラに釘を刺す。

  のぉ、お主。顔の色には出すまいぞ。
  いかなる沙汰が下ろうと、異議はいかん。
  「それはどういう意味でござるか」と
  問い質すなど、もってのほかだ。
  よいか、恭順の態度で臨めよ。
  よいか、謙虚に謙虚を重ねよ。
  人を人とも思わぬ話を突き出されても、
  「ありがたき幸せ」と平伏せ。
  めちゃくちゃな沙汰ほど、恐縮して受け取れ。
  それ以上、めちゃくちゃにされたくなければ、
  あっさり騙されておけ。
  人の後ろめたさを突くと、厄介ゆえに。

  (その見切り方に、救われる)
MOTO GUZZI V7 Classic @岩手山麓

2013年12月18日(水)
満点の青空で朝を迎えた。昼ごろには天気予報に従い雲が広がったが、ごく薄い雲で、岩手山に近付くほど青空が現われた。最高気温5度(盛岡)なら充分。雪は更にとけた。



  これは変だ。
  異常なことだ。
  どうにかしないといけない。

  その直感が無い限り、事は起きない。

  異議を唱え、断固戦い、
  創造へ突っ走る壮大なうねりは、
  枯れ果てた精神の河には宿らない。

  (必然と言うべき暗黒は、ある)
HONDA Monkey @岩手山麓

2013年12月17日(火)
残雪の白さが目立つ街は、のんびりとした青空を見上げ、麗らかでさえある陽射しを浴び、雪は、随分とけた。最高気温7度(盛岡)。



  とてつもない嘘は、
  地球を一周する頃、
  歴史の一行になりすます。

  目撃者のいない「事実」とやらが、
  今日も闊歩する。
MOTO GUZZI V7 Classic @岩手山麓

2013年12月16日(月)
最低気温はマイナス0度9分(盛岡)。街全体を凍結させる力は無い。最高気温はプラス5度4分(盛岡)。雪は思いのほかにとけた。なるほど、北国のヒット・アンド・アワェイか。



  言葉に限ったことではないのだが。
  常に昨日は明日に飲み込まれていく。

  自然の摂理と言うには、
  あまりに唐突で理不尽に、
  昨日は今日の波にもまれ、
  見慣れぬ明日となる。

  30年前の常識から見れば、
  今日の常識は異様かもしれないが、
  100年後の常識から眺めれば、
  単なる変移の一過程に過ぎないのだろう。
YAMAHA YB1 @岩手山麓

このページの先頭に戻る