TOP

イワテバイクライフ 2015年4月後半


2015年4月30日(木)
イーハトーブの四月も終わりだが、快晴。高温ではすまされない異様なひと月だった。今日も29度2分(盛岡)。理由に触れる声もなし。



  溢れ流れるものを受け止め切れず、
  一切が過ぎてから、懐かしむだけ。

  (いつまでも寂しい旅路)
@岩手山麓

2015年4月29日(水)
熱気漂う盛岡(最高気温29度)を離れて北三陸へ至れば、海霧が払われ、ぼんやり青空。四月の汗を止め、さらり乾かす天然の冷気。宮古では9度9分。異様に早い「ヤマセ」の到来。



  だから言ったじゃないか。
  人を斬り捨てたくなったら、
  先の先の先まで考えなくちゃ。

  貧しい想像力は、
  直情の刀を振り回し、
  忘れた頃に
  しっぺ返しをくらうって、
  あれほど言ったのに。

  (さあ、取り繕うがいい)
@三陸沿岸北部

2015年4月28日(火)
誰も口にしないことも異様だが、「真夏の前倒し」に自然の成り行きは皆無。世間は「暑い暑い」の大合唱。釜石の31度2分が全国3位だとか、そんな程度で片付けられた。



  あなたが求める涙を
  今日の私は流さない。

  あなたが嫌う笑顔を
  明日の私が浮かべる。

  あなたが恐れる話に
  遂に私が火を付ける
@秋田県

2015年4月27日(月)
果てし無い晴天の波は、いよいよ熱を帯び、沿岸では30度に迫り、内陸でも夏日続出。春の装備が汗に濡れた。



  今日の私を静物画にして
  どれだけ時を埋めた?

  微塵の寓意もひそまぬ横顏を
  どれだけ写して消した?

  世界の終りのその朝に、
  静かに其処に在る今日を描ければ、
  もう、本当に、それでいい。
@三陸沿岸

2015年4月26日(日)
憂い無き空。もはや初夏寸前の風。惜しむらくは、霞が風景の純度を落した。まあ、それも味わい。最高気温21度9分(盛岡)。



  春爛漫の風を浴びて彷徨えば、
  あれこれの物語は砕けて塵となる。

  道の果ての海は、見覚えもなく、
  音の無い波に耳を傾け、
  止ったままの海鳥を見つめる。

  思い出せない昨日を探しながら、
  日は暮れていく。

  
@三陸沿岸

2015年4月25日(土)
温和な青空に雲が流れ込み、時折日が陰ったが、夕刻には雲も払われ、すっきり夕闇。最高気温17度8分(盛岡)。



  地図だけ見ていると、
  旅の行方を見失う。
  (そこに心の道標は無いから)

  一途に思いを重ねて来た者は、
  不意に山脈をめざす。
  恋い焦がれ炎に包まれる者は、
  突如、激流を渡り出す。

  用意された筋書を飛び越え、
  助走も無く宙に舞う。
@岩手山麓

2015年4月24日(金)
少し風が強かった。花散らしの風だった。広がる青空は、桜の花が場違いに見えるほど夏めいていた。最高気温21度8分(盛岡)



  お喋り者の沈黙にまさる雄弁は無い。

  (同様に)

  身構えることや
  猜疑することや、
  画策することを
  すっかり放棄する姿も、また、
  事は、手の届かないところへ
  転がってしまったことを
  告げている。
@八戸市

2015年4月23日(木)
まあ、青空は、すっきりした部類だろう。地面を彩る桜花を踏みしめ山へ向えば、まだまだ春爛漫にはほど遠い。最高気温22度4分(盛岡)。



  分かれ道では迷わない。

  右の道には、明や暗。
  左の道にも、運不運。

  どちらを選んでも、そこそこで、
  あれこれやっても、とんとんで、
  あとは、頑張る私の泣き笑い。

  そんなこんなで、
  行き着く先がひとつなら、
  今日の雲を追ううちに
  道が決まれば、
  それでいい。
@八幡平市

2015年4月22日(水)
朝方は少しひんやり。それでも高気圧に包まれ、霞み加減の青空と温和な陽射しで、大気は熱を帯び、最高気温21度2分(盛岡)。



  花の舞で時を知り、
  街の声で風を知り、
  人の目で己を知る。

  (今日も、空の下で確かめる)
@岩手山麓

2015年4月21日(火)
前夜までの雨に濡れた街も、ゆっくり開ける青空のもと、陽射しと西風を浴びて乾いて行った。最高気温14度5分(盛岡)。



  頂はね、
  遠くから見上げるから
  美しいんだよ。

  そこに吹き荒れるものを知らず、
  ただ、旅の途上で、
  ふと見上げるから、
  清明なんだよ。
@岩手山麓

2015年4月20日(月)
前夜からの小雨は、やがて明確な雨となり、断続的に強い雨音を立てた。最高気温11度5分(盛岡)。



  昨日の企てなんて、今日のお荷物。
  今日の決心なんて、明日の足かせ。

  形を整え、いくら文字にしてみても、
  名前さえ忘れられた者の仕業など、
  誰が引き継ぐんだい?
@八幡平市

2015年4月19日(日)
桜の花は、枝をたわませ、街にあふれ、人の背を押し、季節を急かし、もはや散るばかりの覚悟。最高気温17度5分(盛岡)。



  そう言えば、
  おととしの桜は、どうだった?
  その前の桜は、どんな香り?
  その前の花は、どんな色彩?

  記憶を辿れば、あの日の心。

  私は何故笑っていたのか?
  君は何故泣いていたのか?

  思い出す前に、花は咲いて、
  語り出す前に、ほら花吹雪。
@北三陸

2015年4月18日(土)
朝方は予想以上の青空。が、昼前には曇って午後の雨となる。諦めた頃、雨は上がり、夕刻には陽射しと青空が戻った。最高気温14度2分(盛岡)。


  大きな空洞が心にできると、
  人は、それを埋めようとして、
  凄まじい力を出す。

  その火花は、祭さえ巻き起こす。
@岩手山麓

このページの先頭に戻る