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イワテバイクライフ 2016年3月前半


2016年3月15日(火)
朝の空気から棘も消えた。昼頃までは至極澄んだ青空だったが、その後は雲が流れ込んで、陽射しや眺めは曖昧になっていった。最高気温7度8分(盛岡)。



  これでよし、という潔さがあれば、
  物も人も、長く生きていけるんだろうね。

  思い出に拘らず、
  今日を「すべて」と受け止めて、
  のんびり、ゆったりね。


  ※本文と画像は一切無関係です。
@盛岡市

2016年3月14日(月)
昼過ぎまで上々の青空や陽射しはあった。ただ、山には早々に冬を想起させる雲がからみ、夕刻前には空全体が暗くなった。それでも最高気温11度7分(盛岡)なら気持が前を向く。



  まあ、対話は大切だよね。

  策謀や調略ではなくて、
  真っ直ぐな対話こそ、
  事態や人心を
  大きく動かし変えられるはずなのに、
  閉籠るのは、何でかな?

  (よほど酷い目に遭ったんだろうな)
@岩手山麓

2016年3月13日(日)
午前中は温和な晴天だったが昼過ぎには予報通りの雲が広がった。それにしても最低が氷点下6度3分。最高が8度4分とは、春の落差と言うべきか。



  もしかしたら、
  人は、無意識に無邪気に
  とてつもない真実を口にして、
  誰かを絶句させ、当惑させ、
  狼狽させてしまっているのかもしれない。

  (身に覚えのない恨みは、たぶん、それだ)
@岩手山麓

2016年3月12日(土)
ようやく晴天が続くようになった。厳冬のことなど陽射しがとかしてしまう。が大気だけは冷静で、この時期らしい感触を守った。最高気温6度4分(盛岡)。



  器は、元に戻るかもしれない。
  でもね、
  心は、記憶通りに満たせない。
  だから、
  時は、流れゆくほどに切ない。

  (道だけが無言で伸びていく)
@岩手山麓

2016年3月11日(金)
晴れて夜は明けた。少し冷たい朝だった。眩しい陽射しに気温は付合う風でもなく、4度6分(盛岡)が精一杯だった。東日本大震災から5年。



  事実を
  淀みなく読み上げないでくれないか。
  (すべてを受け止めたわけじゃない)

  歳月を
  いとも簡単にまとめないでくれないか。
  (止ったままの時間もあるのだから)

  未来を
  力任せに決め付けないでくれないか。
  (心の中にそっと育んでいるのだから)
@岩手山麓

2016年3月10日(木)
まずは上々の青空で始まったが、光にさほどの熱は無く、大地に身動きの気配は無かった。サンルーム状態の車中は確かに春だったけれど。最高気温5度9分(盛岡)。



  怒りを押し殺した優しさは、毒を含む。
  悲しみを知らない明るさは、薄ら寒い。
  曲折を思い描けない道は、宙に浮く。

  (ほら、雲さえ目をそむけ、流れ去る)
@盛岡市

2016年3月9日(水)
朝方は想定外の快晴。が、間もなく、山の眺めは白く霞み、全体に薄雲が広がり、時折の陽を許しながら、一日は暮れていった。最高気温6度1分(盛岡)。



  聞くほどに赤面する出来過ぎた話。
  声にするほど俯きたくなる立派な心。
  思うほどに逃げ出したくなる理想論。

  今日も、背筋立て、歯を食いしばり、
  血が出るほどの拍手で受け止める。
@岩手山麓

2016年3月8日(火)
予報とは無縁の今日の空。午前中は大気陰鬱、時折の小雨。午後は、脆弱な青空と濃厚な雨雲が絡み合い、外出気分を萎えさせた。最高気温10度9分(盛岡)。



  目前の安寧のために

  人は、莫大な契約を結び、
  不確かな保障にすがりつく。

@岩手山麓

2016年3月7日(月)
朝方は湿った曇天。そこから緩慢に不完全な青空が開け、薄日が射して、幹線道路は乾いた。もやもやした空だったが、気温だけは景気よく最高14度9分(盛岡)。



  夕闇が迫って、
  さて、どうする。


  今日を撤収するのか?
  それとも
  明日へ戦線を拡大か?
@岩手県内陸

2016年3月6日(日)
その薄暗さときたら陥落寸前の都市のようで、春への思いなど禁じられた空気だが、最高気温が7度(盛岡)なら雪解け順調。



  「ディズニーランドへ行った」
  その一事で
  子供たちの間では、
  ちょっとした有名人だった。

  辺境には、
  そんな時代の風が
  思い出したように吹く。


  ※ はい、そうです。本文と画像は無縁です。
@岩手県内陸

2016年3月5日(土)
本当の春に向って、大気は二歩も三歩も進み出る。最高気温が8度(盛岡)なら、街の屋根という屋根から雪が消える。春霞の青空は、夕闇とともに広がる雲に飲まれた。



  裏から回されて来る手は、
  けして握らない。

  (澄み切った日々のために、斬る)
@岩手山麓

2016年3月4日(金)
やがて、青空は濃度を、陽射しは輝きを増し、昨日の雪をとかし、沈めていった。最高気温6度5分(盛岡)。



  下り坂は楽しい。

  力は要らない。
  なるようになることを邪魔しない。
  流れたがる方向へ寄り添うだけ。

  掌に上機嫌を包んで、
  道の行方に微笑みかけるだけ。
@盛岡市

2016年3月3日(木)
いささか予想外だった。暖冬でたかをくくっていたせいか、28cm程度(盛岡)の積雪に慌てた。お昼には陽もさし、夕刻には晴れて来たが、街はグチャグチャ。最高気温5度(盛岡)。



  白い静寂を巻き込んで
  気が済むまで進んでみれば、
  引き返すことの、とてつもなさ。

  (相変らずのワンコ)
@雫石町

2016年3月2日(水)
朝の予報では雲マークばかりだったが、全体的には青空の印象が強かった。お昼には暗い雲と小雪が舞ったが、束の間のことだった。最高気温3度(盛岡)。



  出会いや発見を
  探し回ることはない。

  いつもの場所に
  御無沙汰を重ね、
  たっぷり歳月が流れた後に
  やおら出掛けてみれば、
  新しい眺めが待っている。

  (人も街も、空気を変えて生きている)
@盛岡市

2016年3月1日(火)
まったく今朝もだ。砂糖をまぶしたような気弱な雪が、束の間、街の印象を冬に戻したが、日中は、案外、青空ものぞいて、春の準備が進んだ。最高気温2度2分(盛岡)。



  煮崩れて来たところが、美味い。
  味がしみて、とろけ、酒に合う。

  (街も鍋も人も、一緒だ)


  ※まあ、本文と画像は、無関係ですね。
@盛岡市

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