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イワテバイクライフ 2016年10月前半


2016年10月15日(土)
快晴。それも極上の秋晴。吹き渡る風に棘は無く、陽光の微熱が背筋に宿り、どこまでも走っていられた。最高気温20度6分(盛岡)。



  復活も
  そして
  復讐も、
  歳月を惜しんではならない。

 (黙々燃え進む導火線であれ)
@北東北

2016年10月14日(金)
昼過ぎまで、のどかな光が溢れていたが、夕刻には雲が広がり、所々でパラパラと来た。最高気温8度8分(盛岡)。



  思い出そうとすればするほど、
  それは、明日のことだと
  思えて来る。
@岩手県 

2016年10月13日(木)
きりっと冷えて、朝から青空が現われたが、荒々しい雲が舞って、大地に影を走らせた。最高気温16度9分(盛岡)。



  時代に置き去りにされる世界は、
  時代に巣食う闇達の標的となる。

  知らぬ間に乗っ取られ、
  一色に染め上げられても
  振り向く者はいない。
@岩手山麓 

2016年10月12日(水)
朝霧は何となく払われ、化粧っ気の無い青空や雲が引きずり出されたが、夕刻の光に染まって、どうやら鑑賞できる眺めになった。最高気温14度6分(盛岡)。



  どこまでも分かり合えない?

  それはね、
  性格や相性の問題ではなくて、
  実に曰く言い難い話なのだろう。

  意を尽すとか、
  熱意や誠意で頑張るとか
  もう、そんな次元じゃないような
  気がする。

 (気に病むのは、終りにしよう)
@岩手山麓

2016年10月11日(火)
晴れた。上出来の青空だった。木々は色付き始め、秋は深まった。しかし冷えた。風に冬の記憶がまじった。最高気温16度5分(盛岡)。



  夢は、
  実現する前に
  語るものだ。

  それを嘲笑う闇夜たちは、
  明日を見ぬまま終わるだけ。
@北東北

2014年10月10日(月)
雲も次第に払われて、まずまずの青空。光の透明度も上々。ただ、朝夕の山間部は冷えて、日中もひと桁台の所があった。最高気温17度(盛岡)。



  それは、本当に
  不運だったのか?
  辛酸だったのか?
  絶望だったのか?。
  
  俯く心に
  問いを重ねていくと、
  思いもよらない返事が
  道の先に待っていたりする。

  (過去は、打ち明けたがる)
@北東北

2016年10月9日(日)
午前中は暗い曇天。午後には青空も現れたが、不穏な雲と隣り合わせ。所によりバラバラと水滴をもらう。夕刻になって、どうやら落ち着いた。最高気温18度4分(盛岡)。



  その雲も、
  光と影も、
  一点から見据えるから、
  移ろい続けるのだろう。

  (心定めて秋に染まる)
@岩手山麓

2006年10月7日(土)
朝から雨雲。シトシト、時にザーザー。なるほど秋は雨季だ。所により大雨警報、土砂災害警戒情報。最高気温15度1分(盛岡)。冷えた。



  かつてあった。
  今はもう無い。
  物にも心にも、
  喪失や欠落が、
  当り前とされ、
  問い質しても、
  笑われるだけ。

  (そんなことばかりの明日か )
@岩手山麓

2016年10月7日(金)
濃厚な青空だった。光の軽やかさは格別だった。が、朝夕の底冷えには閉口した。山間部の気温は一桁台だった。最高気温18度4分(盛岡)。



  わかってはいても
  面と向かって
  言い出せないのかい?


  言い出す側にも
  面倒が及ぶからかい?

  見透かす影は、
  ますます大胆になる。
@三陸沿岸

2016年10月6日(木)
台風18号は温帯低気圧になって東北を抜けていった。台風一過の青空と言いたいところだが、風は強く、山間部では水滴を貰った。最高気温22度2分(盛岡)



  あのね、
  近道、裏道、抜道ばかり

  教えてもらったりしていると、
  結局、無駄道を踏むことにならないか?

  恩義とやらの鎖が
  足首に巻き付いて、
  ほら、歩けるかい?
@盛岡市近郊

2016年10月5日(水)
台風18号は、速度を上げ、予想進路を微妙に変え、こちらに向かって来る。が、夜を迎えても雨は降らず、風も無く、陰気な一日。最高気温18度5分(盛岡)。



  身を立てる場所が
  ごく狭く限られていると、
  その一切を手中におさめようと、
  何でもありのルールを作り、
  支配独占が形成されるというのか。

  今日も説明の付かないゾーンは、
  たぶん、そういうことなのだろう。
@岩手山麓 

2016年10月4日(火)
前夜の雨が乾き切らないうちに走り出した。すっきり秋晴れとはいかず、海岸線は風が強かった。夕暮れの風は急速に冷えていった。最高気温23度6分(盛岡)。



  光が違えば、
  海も変わる。

  風が違えば、
  波も変わる。

  同じ道にも、
  見慣れぬ心。
@北東北

016年10月3日(月)
低気圧に睨まれ、昼前から雷鳴まじりの降雨が断続。気温は、ぼんやりで、季節を語らず。最高気温21度7分(盛岡)。



  ぐるり人垣が厚くなったら、
  喜んでばかりもいられない。
  
  物見か、好奇か、下心か
  そんな輪を引き寄せる
  妙な磁場を発生させていないか?
@岩手山麓 

2014年10月2日(日)
朝の冷気も無く、穏やかに青空は拡大し、温和な光とはかない筋雲が絡み合い、秋の一日は、夜へ向って転がった。最高気温25度4分(盛岡)。



  恋い焦がれたもの一切
  奪い尽した悪魔はね、
  天使となって戯れるだけ。

  その姿を
  いくら追ったところで、
  昔の顏など見せるはずもないだろう。

2016年10月1日(土)
文句なしの秋晴れ。岩手国体・秋の大会の開幕。最高気温24度2分(盛岡)。



  大空は
  見上げるものだ。

  大地は
  見わたすものだ。

  思いは
  見つめるものだ。

  (秋の瞳に映るものこそ愛おしい)
@岩手山麓

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