TOP

イワテバイクライフ 2017年6月後半


2017年6月30日(金)
最高気温に限って、盛岡は全国レベルの扱いだった。北東北の体質には耐えられない熱気だった。思わず梅雨寒を求めた。最高気温31度7分(盛岡)。



  狂気の沙汰というべき手で
  人間を追い詰めていくと、
  定石には無い一手を
  返されることもある。

  あなたは、
  こんな20年先を
  読んでいましたか?
@北東北

2017年6月29日(木)
青空は強烈な陽射しに白く霞み、地上には熱気が漂い、草木も人も俯き黙った。汗だけが雄弁だった。体感的には真夏日以上(盛岡)。



  イワテはね
  発つ所であり、帰る所に
  なったのかもしれない。

  私にとってはね、
  たぶんね、
  そういうことなんだろうと
  このごろ思っています。

  (私的な旅のお話です)
@北東北

2017年6月28日(水)
ゆっくり、じわりと青空は開け、やがて頭上から太陽の熱。それでも夕刻には涼やかな風。最高気温28度6分(盛岡)。



  求めた世界を
  すっかり胸におさめたら、
  フレームの外に佇んで
  一日が美しく終わるのを
  見渡すだけだ。
@北東北

2017年6月27日(火)
霞み加減の青空は、北進するほどに透明度を増した。風は、かすかに太陽の熱をブレンドした涼やかさ。極上の大気。最高気温25度1分(盛岡)。




  アルバムの一角を指先で弾き、
  老人は呟いた。

  この当時、
  わしは風邪でも
  ひいておったのか?
  そういうことになっておったのか?
  少々やつれて見えるが・・・。

  ともあれ、あの頃は輝いていた。
  すべてが願いのままに回って、
  風邪などひいている場合では、
  なかったはずだ。


  (説明しがたい一頁は、ある)
@北東北

2017年6月26日(月)
朝方までは曇っていたが、その後、回復は急速で、昼前には盤石の晴天。吹き渡る風の爽快。最高気温23度2分(盛岡)。



  昨日までの風は、
  今日の天空で
  突如転調し
  無縁な方角へ飛び急ぐ。
  
  不都合な雲がわき立つと、
  いつもそうだ。
@北東北

2017年6月25日(日)
はじめは曖昧な青空や陽射しだった。夕刻になって想定以上の雲の拡大と、その暗さ。夜を迎えて大きな雨音。最高気温24度8分(盛岡)。



  眠れぬほど
  知りたいことがあれば、
  一切を知る人物を
  訪ねることだ。

  実際どうだったのか。
  何故そうなったのか。
  現状をどう見るのか。
  今後どうあるべきか。

  (今だから思い知るあれこれ)

  月が隠れたら、
  良い酒を携え、
  参ろうか。

@北東北

2017年6月24日(土)
やや不透明な青空だった。太陽を間近に感じた。なるほど真夏日だった。金色の夕空が、けだるかった。最高気温30度2分(盛岡)。



  義務という義務を
  これでもかと片付けた後は、
  コップ一杯の強い酒をあおって、
  懐かしい歌を口づさみ、
  塒に戻る。

  ひとたび事が起きるまでは、
  そんな毎日だ。
@岩手山麓

2017年6月23日(金)
ごくゆっくり雲は払われ、明確な青空と鮮烈な陽射しが現われた。風は増々軽やか。予報では、どうやら、このままの6月。最高気温26度(盛岡)。



  世界の眺めを広げようと
  ひとつ窓を設けたら、
  見えるものは、
  もうひとつの窓だった。

  ごく限られた視野の窓枠が
  もたらす風景だった。

  (そっと閉めて、釘を打ち付けた)
@北東北

2017年6月22日(木)
さっそくの梅雨の晴れ間。青空の拡大は想像を超えた。風は少し強かったが、爽快な大気の乱舞だった。最高気温22度9分(盛岡)。



  ほんのひとかけらを
  あたかも
  すべてであるが如く、
  うやうやしく差し出す。

  (貪る者を刺激しない)

  本当の物語など、
  幕が下り始めた時に明かすだけ。
  舌を出して微笑むだけ。

@岩手県

2017年6月21日(水)
岩手も梅雨入り。平年より7日、去年より8日遅い入梅。昼過ぎ、お印程度の降雨。しかも明日は晴れそうだし。最高気温21度1分(盛岡)。



  誰かの秤に乗せられて、
  重りを足されたり、引かれたり。
  それが自分の値打だと、
  思い込む頃には
  道も終わっていることだろう。
@北東北 

2017年6月20日(火)
数日前から完璧な晴天の予想だったが、実際は凡庸な夏日以上・真夏日以下。汗をかき、ひたすら水分補給の一日。最高気温29度5分(盛岡)。



  人も道も
  流れる景色も、
  ほったらかしていたら、
  瞬く間に草ぼうぼうだよ。

  その場に佇み、
  大きく見渡すだけでも
  ひとつの手入れになる。


  ※本文と画像は無関係
@北東北 

2017年6月19日(月)
薄っすら曇っていたが、ぼんやり陽射しはあり、気温も上がって、まずまずだった。やや風を感じる一日だった。最高気温25度(盛岡)。



  今日の地上で、
  針の先ほどにもならない、
  むしろ限りなく無に近い
  路上の一瞬に
  夢中になれる。

  曲がり角ひとつで、
  どれだけの魂が
  救われていることだろう。
@北東北

2017年6月18日(日)
午前中はエネルギッシュな夏空。午後になって北の空に薄雲。沿岸部には冷えた霧。百点満点の予報とは別世界だった。最高気温22度8分(盛岡)。



  噂の主については、
  とりあえず褒めてみる。

  すると誰かが、
  黙ってしまう。
  苦笑いする。
  舌打ちする。

  (なるほど、そうなんだ)

  傷付けることなく、
  世評を引き出す
@北東北

2017年6月17日(土)
朝から崩れることは無いと公言する空だった。多少大きな雲があっても、陽射しが一面を照らした。何より爽快な風だった。最高気温24度5分(盛岡)。



  宝の山の門番に
  弁舌さわやかな者は、いない。

  何を訊かれても
  要領を得ない返事をする者こそ
  適任に違いない。
@北東北

2017年6月16日(金)
恒例の大外れ。曇天や降雨どころか、朝から空は明るく、やがて澄んだ青空の拡大。夕刻、束の間、北に黒雲、小雨、そして大きな虹。最高気温22度4分(盛岡)。



  他人の闇を問い詰めていくと、
  闇の誕生の理由が明かされ、
  己の罪を立証してしまうこともある。
@岩手山麓

このページの先頭に戻る