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イワテバイクライフ 2017年9月後半


2017年9月30日(土)
お先真っ暗な曇天で始まり、昼過ぎには闇は深まり、雷鳴まで轟いた。が、夕刻以降の空は急速に回復。見事な夕焼け。最高気温17度4分(盛岡)。



  秋もこれからという夕暮れ。

  村はずれの寄り合い所には
  ありったけの電球が灯され   
  人々がひしめき合っていた。
  正装の名士や貴婦人だった。

  議論を前に高揚の気は充溢。
  壇上にはクジ引きの準備だ。

  これは場違いと悟って
  抜け出そうとした私の背に
  呼び止める声が突き刺さる。

  (そこまでの夢だった)
@北東北

2017年9月29日(金)
快晴で始まり、みるみる曇り、パラパラ小雨に濡れ、店仕舞いかと思ったら、青空が戻ったりした。最高気温15度8分(盛岡)。



  波や風は
  刻々更新されていく。

  人だけが
  置去りにされていく。

  揺られ
  吹かれ
  祭り騒ぎが
  ほら、空の彼方へ遠ざかる。

2017年9月28日(木)
びたびたと雨が降る。空は殊更に暗い。太陽を取り上げられた大地が冷たくなっていく。衆議院解散。最高気温18度3分(盛岡)は深夜のこと。日中は13度前後。



  好きか嫌いか、の前には、
  昨日の約束など
  無力なものなのか。

  (出口を求めて風が逆巻く)
@岩手山麓

2017年9月27日(水)
早朝、盛岡などで震度4。津波なし、被害なし。日中は朝の曇天予報を蹴飛ばして、そこそこの青空。最高気温23度7分(盛岡)。



  どうも、あれなんだけれども、
  リーダーってやつは、
  その群以上のものは、
  出て来ないのかな?

  (お似合い、ということかな?)
@北東北

2017年9月26日(火)
あからさまな「ピーカン」。雲ひとつない空が、手持無沙汰に広がっていた。陽射しは強く、動き回れば汗がにじんだ。最高気温26度2分(盛岡)。



  遠い昔の天地の
  かすかな息遣いや身じろぎが
  今日この時の波となって
  現われるのだろうか。

  (星の瞬きのようにね)
@北東北

2017年9月25日(月)
朝から出鼻をくじく曇天。それでもまあ、と飛び出してみれば、白く霞んだ陽射しを浴びて概ね夏日。最高気温25度3分(盛岡)



  面子の為に金を使わない。
  建前の為に顔を作らない。
  手前の為に人を操らない。
@北東北

2017年9月24日(日)
朝から見事な秋晴れだった。光と影は鮮烈で、色彩の濃度は格別だった。が、らしい涼しさは皆無で、夏日前後だった。最高気温26度3分(盛岡)。



  言葉に鍵をかけることはできても、
  心の隙間から漂い出すものに
  鎖はかけられない。

  (察してもらうほかないのか)
@盛岡市

2017年9月23日(土)
午前中はどんより。午後は晴れ間も見えたが、降雨の可能性を匂わせる予報に牽制された。最高気温23度2分(盛岡)。



  (街頭インタビューを想定して)

  「そうですねぇ、心配ですねぇ。
  何とか、理性的に最善の道を
  探っていただきたいですねぇ。」

  顔を洗っている時も
  用を足している時も
  良識の台詞を反芻し
  肉体に叩き込み、
  不意のマイクに備える姿もあるのか?
@北上高地

2017年9月22日(金)
良く晴れて放射冷却の朝。その余韻は日中の走行風にも溶け込み、極上の爽快。陰影を深めた一日だった。最高気温24度4分(盛岡)。



  夢を見せられ、
  夢を奪われる。

  若い心を潰すには
  充分過ぎる仕打だ。

  そのように
  世界は悪夢をまねく。
@岩手山麓  

2017年9月21日(木)
秋晴れ、と喜んで朝を迎えたが、そこそこ雲の出入りが多い一日だった。天上は秋の冷涼を深め、下界は夏の余韻。最高気温24度5分(盛岡)。



  まあね、
  立派な君は君で
  うまくやってくれ。

  もうね、
  こんな俺は俺で
  なんとかするから。

  こう喋っているうちに、
  さっきの雲は、
  ひとりで行っちまった。

  さっさと、迷い無く
  風は、今日を運んでいく。
@岩手県北部

2017年9月20日(水)
昼頃までま、そこそこの青空や薄日。やがて、すっかり曇って、午後3時前から大きな雷鳴と降雨。めずらしく予報的中。最高気温25度5分(盛岡)。



  「己の才覚の無さを
  他人のせいにしてはならぬ」

  そんな御託で
  お墨付きを支配する者がいる限り、
  絶対に認めらないことを
  証明してみせようと精進する者が
  現れるのかもしれない。
@岩手山麓

2017年9月19日(火)
油断ならない内陸の空。青空の不意を突く雲の群や小雨を見こして、太平洋に出てみれば、文句なしの穏やかさ。最高気温24度8分(盛岡)。



  見透かされまいとして
  足元が丸見えだったり。

  なめられてたまるかと、
  ますます滑稽だったり。

  おてんとうさまは、
  みんなお見通しなのに。

  (それでも頑張るんだね?)



  ※本文と画像は無関係。
@北東北

2017年9月18日(月)
台風18号は足早に北上し、あとには爽快な青空と雲の乱舞。大気は太陽の熱を帯び、風は大地を乾かし、生命力に溢れた一日。最高気温25度1分(盛岡)。




  あなたの明日を知るのは、
  あなたではなく、
  あなたが見知らぬ人々かもしれない。

  明らかな兆しは、
  想像を遥かに越えた場所に
  芽生えているかもしれない。
@岩手山麓

2017年9月17日(日)
やたらに大きい台風18号は、まっすぐ東北へ向かっている。明日未明からが正念場らしい。最高気温22度4分(盛岡)。



  え~と、ですね。

  話し合いというのは、
  既定の結論を
  公にするための
  手続きでしたっけ?
  


2017年9月16日(土)
台風18号の気配はまだまだ希薄で、心配性の曇天予報を覆す晴天。多少の雲も彩程度。最高気温22度4分(盛岡)。



  あの山麓に
  ウグイスを
  聞いたか?

  花の結末を
  待ち切れず
  声をひそめ
  鳴いたのか。

  (さては秋の幻聴か?)
@北東北
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