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イワテバイクライフ2017年12月後半


2017年12月31日(日)
日中は時々の青空。夕刻になって、すっきり晴れた。寒さも小休止。まずまずの大晦日。最高気温1度8分(盛岡)。



  今年の決心も
  年を越したら
  別世界なんて
  まあいかにも
  ありそな話だ。

  予期された日々を
  覆し続けることこそ、
  人生なんだね。

2017年12月30日(土)
昼前から夕方にかけて穏やかな青空があった。鋭利な冷気も無く、ほっとできた。最高気温2度5分(盛岡)。



  陰湿な仕掛をかわし、
  妨害の手を振り切り、
  光の中に立つのなら、
  用意するものがある。

  よもやの道
  よもやの時
  よもやの姿

  推理の頭上をひらり飛び越え、
  手を回す暇(いとま)も
  与えぬことだ。
@岩手山麓

2017年12月29日(金)
穏やかな部類の一日だった。昼過ぎには、そこそこの青空と陽射し。ただ、岩手山はもやもやとした冬雲に包まれていた。最高気温1度6分(盛岡)。



  両目を見開いていれば、
  窓はひとつ。

  微塵も迷いが無ければ、
  答もひとつ。

  めざす所が明らかなら、
  道もひとつ。
@岩手山麓 

2017年12月28日(木)
そこそこ晴れて、空気は乾き、陰気な冬から束の間解放された。世間は仕事納め。所により餅をつく音。最高気温プラス0度9分(盛岡)。



  少し先のことなど
  今日決めはしない。

  なにせ
  空は移ろう、
  風もかわる。
  なにより、
  心ほど当てにならない
  ものはないのだから。

  (ぼんやり眺めていよう)
@盛岡市

2017年12月27日(水)
薄っすら新雪。道路は圧雪。きしきし音の立つ岩手の厳冬。青空もあったが、山々はもやもや。ぎしっと冷えた。最高気温マイナス2度7分(盛岡)。



  闇のポストに
  事実を投函すれば、
  いつの間にやら行方不明。

  それを知る者は、
  陽が昇る時を待って、
  沈黙を続ける。
@岩手山麓

2017年12月26日(火)
朝から曇って、太陽の気配一切は遮断され、時折、湿り雪が舞っていた。が、さほどの積雪には至らなかった。最高気温マイナス1度3分(盛岡)。



  爆撃の翌朝。
  廃墟と化した街の川のたもと。

  探し求めた愛犬に駆け寄り、
  泥に足をとられ、
  倒れ込みながら
  一匹の命を受け止める。

  見た夢は、
  スローモーションだった。
@盛岡市

2017年12月25日(月)
朝方は青空を見た気もするが、やがてモノクロームの空。強い風。湿り雪、3cm。夕刻から氷点下。最高気温6度7分(盛岡)。



  真実を握る者は、揺らがない。
  心底に怒る者は、氷のようだ。

  闇に直面したことのない者は、
  その沈黙の意味がわからない。
  その孤独を受け止め切れない。

  (怪しい風に吹かれ右往左往だ)
@岩手山麓

2017年12月24日(日)
終日曇天。かすかな水滴を感じることもあり、街は濡れていた。それでも、まあ、雪はぐっととけた。最高気温3度1分(盛岡)。



  おかしいな、変だな、
  これは、どういうことだろう?

  そんな得も言われぬ違和感が、
  たったひとつのキーワードで
  鮮やかに解けることがある。

  だからといって、
  未解決を装いながら、
  状況を観察し続けるのは
  いささか危険だ。
@岩手山麓

2017年12月23日(土)
かろうじてプラスの最低気温。で、雪も氷も解けだした。が、落ち着かない雲の出入りで、晴天とは言い切れず、夕刻には本曇り。最高気温6度6分(盛岡)。



  ただしく
  うつくしく 
  つよい者が
  めざわりでならない群は、
  裸で勝負できぬほど、
  暗い影を負っているに違いない。
@岩手山麓

2017年12月22日(金)
午前中は思いのほかの青空だった。午後になって急速に雲が垂れ込め、夕刻には雪粒とも雨とも判別し難いものが降り出した。最高気温2度7分(盛岡)。



  あの日以前の記憶は、
  やがて訪れる明日より、
  ずっとずっと
  重く、深く、
  明後日からその先を
  染め上げるほど
  濃厚なんだよ。
@三陸沿岸 ※震災前

2017年12月21日(木)
最低気温が氷点下8度1分で騒ぐニュースもあった。見上げる空は明るく晴れ渡り、風景を鮮明にしただけなのに。最高気温2度4分(盛岡市)。



  天空に向けて
  放つべき矢があるのなら、
  強靭な弓を持つことだ。

  (歳月を貫くほどの)
@盛岡市

2017年12月20日(水)
冷え込んだ。最低気温が氷点下5度7分で氷の世界。日中は希薄な青空もあったが、暮らす気分は凍結のまま。最高気温1度9分(盛岡)。



  大義の旗は
  頂で風を受けて
  はじめて「大義」となる。

  這い上がり
  風を迎えるまでが
  闘いなのだ。
@岩手山麓

2017年12月19日(火)
ぼたぼたと湿り雪が厚みをましたが、とけて崩れ落ちる様も目立ち、雪も止んだ夕方の積雪は18cm。最高気温プラス1度(盛岡)。



  思いを貫徹する覚悟の者は、
  道筋など択ばない。

  そんなことが出来るはずは無いと
  たかをくくる者がいるから、
  針の先ほどの可能性は、
  生き延びるのだ。
@岩手山麓

2017年12月18日(月)
朝は氷点下5度台の冷え込み。基本、冬雲に包囲されながら、昼前後は上出来の青空が現われた。夕刻には雪が降り出したけれど。最高気温2度1分(盛岡)。



  何かしようとすれば、
  うまくいかないことばかりだよ。

  それを
  みんな
  誰かのせいにするから、
  あんたの仕業が
  問われるんだよ。

  (潔くいこうや)
@岩手山麓  

2017年12月17日(日)
昼前後は想定外の青空だった。ただ陽射しは薄弱で、少しでも冬雲に覆われると、どこか納得できた。最高気温1度3分(盛岡)。



  こんな
  わたくし如き者の出現など
  どれほどのことでしょう。

  天地は歯牙にもかけず、
  風は素通りしていくばかりです。

  (捨て置かれる爽快です)
@盛岡市 

2017年12年16日(土)
午前中は晴れてたが、午後は陽もかげって、夕刻には曇天。宵闇を濡らす小雨。街の雪も随分とけた。最高気温5度8分(盛岡)。




  鋭利な指摘は誰かに任せ、
  あなたは、
  とんちんかんで
  どこか可笑しく、
  場を和ませていればいい。

  見事な手柄は誰かに任せ、
  あなたは、
  のろのろとして、
  どこかどんくさく、
  後から遅れて来ればいい。

  置いてきぼりにされない程度に、
  芸を小出しに
  時々笑われていれば、
  しめたものだ。
@岩手山麓

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