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イワテバイクライフ2018年3月前半


2018年3月15日(木)
霧が晴れ、ゆっくり青空が滲み出て、曖昧な陽射しを浴びて気温は上がったけれど、夕刻には再びの曇天。最高気温19度6分(盛岡)。



  何かしなくちゃならない立場に
  就いたからには、
  そりゃあ、何か始めるのだろう。

  必要があろうと無かろうと、
  新しかろうが古かろうが、
  前進だろうと後退だろうと、
  創造だろうが破壊だろうが、
  何かやらねば、
  報告書の一枚にもならないのだろう。

  雲の如く形を変え、
  今日という日を
  とりあえず埋めるのだろう。
@岩手山麓

2018年3月14日(水)
雲は低く垂れこめ、街は予想外の小雨に濡れ、朝の予報が言い放った夕刻からの晴れ間など見なかった。最高気温11度8分(盛岡)。



  釣りや狩りなら、
  しぶとい獲物の方が
  面白かろう。

  どうにか逃げ切ろうと
  じたばたする手応えも
  楽しかろう。
@岩手山麓

2018年3月13日(火)
陽射しがあったかと問われれば、あったような。青空はどうだったかと言えば、時々現れたような。最高気温12度8分(盛岡)。とにもかくにも雪は随分とけた。



  幹が整うと、
  あとは枝葉。
  他愛もない
  色水あそび。
  濁りの無い
  日々の大空。
@岩手山麓

2018年3月12日(月)
まずまず晴れて、陽射しも眩しかったたけれど、風が吹くと気分が固まった。最高気温4度9分(盛岡)。春の足踏み。



  すべては
  うまくいっていると言い張るあなた。
  それほどでもと俯き唇を噛むあなた。

  その境界に揺らめく光と影を蹴散らし、
  蒼い海原に
  真っ直ぐ飛び込みゆく精神であれ。

  あなただけは。
@三陸沿岸

2018年3月11日(日)
日中は良く晴れたが、陽射しには求めるだけの熱も無く、夕方になって急速に雲が広がった。まあ、足踏みの一日。最高気温6度8分(盛岡)。



  戻ることのない日々ならば、
  せめて、明日は、
  それ以上の笑顔がなくちゃ、
  あんまりだ。
@三陸沿岸

2018年3月10日(土)
思いのほかに雲が目立ち、時折の薄日程度で、いまひとつだったが、夕闇の頃は鋭く晴れ渡って、お山の影もくっきり。最高気温5度2分(盛岡)。



  誰もが
  手柄や名誉、立場を求め、
  無理をする。

  そう思い込む仕組みは
  付き合い方ひとつで、
  いい人にもなる。

  (楽しみ切らせてもらったよ)
@岩手山麓

2018年3月9日(金)
沿岸南部では大雨。盛岡は、冬を洗い流すほどの雨にはならず、日中は覇気のない曇天が続いた。最高気温12度(盛岡)だから、雪もそこそこ沈んだ。



  作品というものはね、
  誰の手によるものか、ではなくて、
  どのような天地に誕生したか
  だと思う。
@岩手山麓

2018年3月8日(木)
朝から空気はぬるみ、雲は厚みを増し、夜を迎えて小雨が降り出した。予報が騒ぐ嵐の気配など皆無。最高気温5度(盛岡)。



  胸に輝くブリキのバッヂなど、
  自分の決心を待たず、
  粗野な誰かに
  剥ぎ取られてしまった方が、
  後々よほど楽だよ。

  (それこそ感謝に値する)
@夢の中

2018年3月7日(水)
放射冷却と言っても氷点下8度7分。楽なものだ。日中は快晴が持続。気温は上がらずとも濃厚な光は春そのものだった。最高気温2度3分(盛岡)。



  義憤を握りしめたまま
  声も上げずに
  突っ立っていると、
  いずれ私憤の人に
  なっちゃうよ。
@岩手山麓

2018年3月6日(火)
盛岡周辺は晴れていたが、安比高原から北は、曇って吹雪いていた。さほどの雪解けは見られなかった。最高気温2度4分(盛岡)。



  幼い時の
  疎外の記憶はね、
  大人になって現れるんだね。
  あの日、されたことと
  同じ言葉、同じ振る舞いとなって、
  繰り返されるんだね。

  (哀れな話じゃないか)
@岩手山麓

2018年3月5日(月)
後退する日の見本みたいな一日だった。朝方は小雨、その後は細かい霙。強風に煽られ白い砂嵐となって右往左往。そこそこ積もっている。最高気温5度2分(盛岡)。



  何と中身の無いものを
  残して来たことだろう。

  (よかったのさ、それで)

  過去から追いかけてくる重荷に
  押し潰されるより、
  空の荷駄なら
  日々の車輪は軽やかだ。
@岩手山麓

2018年3月4日(日)
まあ、晴れの部類だった。はっきりした陽射しではなかったけれど。それでも驚くべき気温の上昇。沿岸部では20度に迫った。最高気温12度2分(盛岡)。



  なろうとして、
  なれるものなど、
  まあ、稀だ。

  ある日すんなり、
  なってしまえる季節を
  じっと待てるか、どうかだ。

@岩手山麓

2018年3月3日(土)
春へ向かって、歩幅が伸びた。上々の晴天。穏やかな陽光。最高気温7度1分(盛岡)。もう大丈夫かもしれない。



  御面相は大切です。
  そこに、だいたいの事情が
  かいてありますから。
@岩手山麓

2018年3月2日(金)
小雪断続。光の印象は無い。昨日とけかけた雪が、今日は動かなかった。最高気温2度(盛岡)。



  頂に立つには、
  何かの仕組みに属していなければ、
  いけないことを
  みんなが気付いてしまえば、
  その頂は、頂でなくなるだろう。
@岩手山麓

2018年3月1日(木)
最低気温0度。また少し積み増した雪は、ひどく湿っていて、日中は、雪解け水を、どくどく流し、街は、ぐしゃぐしゃ崩れた。最高気温6度5分(いずれも盛岡)。



  理想に妥協が無ければ、
  無垢な時代の恩師さえ
  決別の対象になるのか。

  後戻りできない決心は、
  修羅の日々を厭わない。

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