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イワテバイクライフ2018年4月前半


2018年4月15日(日)
春の天空の事情とやらで、曇って冷えて小雨断続。夜を迎える頃、雲が途切れ、所々に晴れ間。最高気温14度2分(盛岡)。



  期待される振る舞いを
  ばらまき、
  群がるものを
  観賞するなんて、
  悪趣味の極みだ。
@岩手山麓

2018年4月14日(土)
空の明るさなど朝方のほんのいっとき。あとは雲が出て薄ぼんやり。夕刻には雲は厚く陰鬱で、夜を迎えて雨。最高気温10度7分(盛岡)。



  古き良き時代を語ることは
  疎まれるだけだからと、
  ホヤホヤのものを
  チヤホヤしながら
  崩れ出す頃合いを
  見計らっているのかい?
@岩手山麓

2018年4月13日(金)
晴れたかと思うと雲が現われ流れ、光は定まらず、風の冷たさだけが印象に残った。最高気温13度4分(盛岡)。



  立場も仕組も
  一夜で消える。

  そんなものに
  目の色変えて
  浮世は過ぎる。

  (ご苦労さん)
@岩手山麓

2018年4月12日(木)
晴れました。朝からね。でもね、寒気やら気圧の谷の影響で、午後は雲が出て、夕刻には岩手山麓を中心に一時的な降雨。最高気温17度1分(盛岡)。



  拳を解き、
  毒を薄め、
  棘を抜き、
  語り出した途端、
  なだれ込む
  「弁士中止」の大音声。

  (そんな夢を見た)
@岩手山麓

2018年4月11日(水)
朝から希望を寄せ付けない曇天で、午後は、しみったれた小雨断続。舌打ちひとつ空に向ける。最高気温14度6分(盛岡)。



  なるほど
  うまくできているものだ。 

  闇と表裏の立ち位置には、
  ふさわしい人物が
  いるものなんだね。

  空気か水のように馴染み、
  何年でも立っていられるんだね。
@岩手山麓

2018年4月10日(火)
朝から夕方まで晴れ続け、道もすっかり乾いた。北に向かうほど春光は濃度を増し、季節を先読みしてしまった。最高気温12度3分(盛岡)。



  キャラなんて、
  自分で決めるものじゃない。

  時の風が運んで来たレッテルと
  うまく付き合うだけ。
@北東北

2018年4月9日(月)
朝の街は濡れていて、所々雪の白さを留めていた。岩手山麓の牧野は、ほぼ雪原だった。夕刻、陽がさした。最高気温6度9分(盛岡)。



  老いて
  なお闊達に生きて見せ、
  笑い飛ばす大らかさに
  目をつけられ、
  かこいこまれ、
  むしり取られ、
  心を灰にされぬよう、
  眼光だけは爛々としておく。
@盛岡市

2018年4月8日(日)
午前中は冷えて暗い空から時折水滴が降り注いだ。昼過ぎから夕方にかけて陽射しもあったが、明確な青空は無かった。暗くなりかけてみぞれビタビタ。最高気温9度(盛岡)。



  真実なんて
  誰かに教えて貰うものじゃない。

  この世に突き落とされ、
  使い倒され、
  騙され続けた果ての窓辺に
  「そうかもしれない、
  そうでないかもしれない」と
  紙切れが舞い込むだけさ。
@岩手山麓

2018年4月7日(土)
素っ気無い曇天で始まったが、午後はしばらく明るさがあった。夕刻になって雲は低くたれこめ、水滴を感じた。最高気温10度1分(盛岡)。



  思いは、
  持ち主次第で
  力になる。

  力はなくても、
  今日も思いだけは、
  懐にしのばせる。
@岩手山麓

2018年4月6日(金)
朝から小雨断続。午後になって時々本降りの気配。花の季節に向けた露払いの雨だったが、いかんせん冷たかった。最高気温4度3分(盛岡)。



  抗議は不満ではない。
  批判も不満ではない。
  不平不満の類じゃない。

  (矮小化してはいけない)
@岩手山麓

2018年4月5日(木)
街が動き出す頃には晴れていた。やや霞んだ青空だったが、岩手山は見えていた。夕刻になって雲が広った。西風が冷たった。最高気温9度1分(盛岡)。



  「実は」と
  一方的に
  秘密とやらを打ち明けられ、
  挙句「他言無用」と
  幾度も念を押されたら、
  無縁の風に乗るがいい。
@岩手山麓

2018年4月4日(水)
朝から曇天なのか濃霧なのか黄砂なのか、はっきりしないまま、昼頃から小雨が降り出し、曖昧なものを洗い流した。最高気温12度3分(盛岡)。



  ある日を境に空気が変わる。

  何事も無かったように
  花見のニュースなどが繰り返され、
  空白を埋めている。

  (みんな気付いている)
@岩手山麓

2018年4月3日(火)
ほぼ終日の曇天。午後には稀に薄日も射したが、その印象は黄砂で曖昧になった。最高気温19度3分(盛岡市)。



  伝えるべき事実はある。
  あとは伝える者の器だ。
@岩手山麓

2018年4月2日(月)
午前中は希望の欠片も無かったが、岩手は、お昼から夕方にかけて良く晴れた。北上するほどに空は塞がれていたけれど。最高気温16度7分(盛岡)。



  すべては
  美しい過去とするために
  不穏な海へ向かう姿もある。

  (岸壁に舞うカモメにさえ嗚咽して)



  ※本文と画像は無関係
北東北

2018年4月1日(日)
朝からとことん曇って、まれに水滴。予報の本降りを待った。センバツの花巻東は四強ならず。最高気温度分(盛岡)。



  春の雨は
  凍結した何かを
  洗いとかす。

  春の風は、
  迷い彷徨う心を
  吹き飛ばす。

  (冬の爪痕さえ)

@北東北

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