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イワテバイクライフ2018年10月後半


2018年11月3日(土)
正直、朝は冷えた。走る気力も萎えた。けれど、遠くまで来て小春日和なら気持ちも立ち直る。稀にみる温和な11月の出だし。最高気温17度9分(盛岡)。



  迎合は
  とりあえず場を鎮める。
  そして
  事態を更に悪化させる。
@北東北

2018年11月2日(金)
朝から純度の高い青空だった。雲の出番も少なく、まあ、すっきりの部類だった。最低気温が1度8分の冷え込み。最高気温が16度2分(盛岡)なら、まずまず。



  表だけ固めても
  裏から崩れたら
  もうだめなんだ。

  これまでも
  これからも
  そうなんだ。
@岩手山麓

2018年11月1日(木)
ゆっくり雲は払われ、青空へと移ろったが、昼前から再びの雲に陽が遮られた。夕方前から晴れて冷えた光線を浴びた。最高気温14度1分(盛岡)。



  風に飛ばされるほどの
  軽さは無く、
  言いなりになるほどの
  愚でも無く、
  牛の如く荷を負って
  痛いとも苦しいとも悲しいとも
  口にしない立ち姿であれば
  それでいい。
@北東北

2018年10月31日(水)
朝は濡れていた。それでも、ほらね、空は予報を置き去りにして、みるみる青空が広がった。夕刻には、かすかな晩秋の空気が漂った。最高気温12度5分(盛岡)。



  考えるふりは
  おやめなさい。

  何から何まで
  決めておいて
  さあこれから
  どうしようか
  思案してみせ
  意見出し合い
  時を稼ぐのは
  おやめなさい。
@岩手県北部

2018年10月30(火)
朝のうちは冷たい雨に濡れていた。昼前から陽が射し始め、午後は青空が広がった。それでも周囲には冬のベールがかかり、寒々だった。最高気温12度8分(盛岡)。



  好きなのは
  手付かずの自然です。

  漫然と放置されたものでは
  ありません。


  ※本文と画像は無関係
@三陸沿岸

2018年10月29日(月)
雨に濡れて陰鬱な朝だった。黒ずんだ木々の葉は、ほぼ晩秋の色だった。お昼ごろから青空が現われたが、軽やかな光は無かった。最高気温15度2分(盛岡)。



  枯れ果てた末の静けさを
  穏やかとはいわない。

  人は、何事も無き世界に
  めらめらと燃え立つものを
  待っている。
@岩手県北部

2018年10月28日(日)
冷えた空気が流れ込み、雨に濡れる時間があった。青空ものぞいたが、冬めいた雲が轟々と流れた。岩手山で初冠雪。最高気温15度3分(盛岡)。



  冷静な相互批判を
  経験しない若者は、
  不幸である。

  受け止め切れない意見を
  封殺するような大人になる。
@岩手県北部

2018年10月27日(土)
前線の影響とでもいうのか、初めは剣呑な空模様だったが、夕刻には陽も射し、晴れ間が現われた。最高気温17度1分(盛岡)。



  巨匠・名作の知識を
  披歴することで
  「なった気分」を醸し出す
  サロンの記憶。

  (今日の夕陽が照れている)
@岩手県北部

2018年10月26日(金)
天気は下り坂と告げられ、午後には消えゆく青空かと思っていたが、どうしてどうして秋晴れの一日として成立していた。最高気温18度9分(盛岡)。



  花や蝶や歌や
  そんな世界が
  巡りめぐって
  政の一部だと
  気付いたって
  もう驚かない。
@北東北

2018年10月25日(木)
それはもう完璧などという言葉もみすぼらしい秋晴れだった。空気もやわらかいし、ずっと季節は立ち止まるのかと妄想した。だが夕刻はやや雲が目立った。最高気温19度(盛岡)。



  求めているのは、
  風景ではない。

  時の光を浴び
  色彩に染まる心を見たくて
  走っているのだろう。
@北東北

2018年10月24日(水)
午前中は霧や小雨。昼過ぎにようやく青空。それでも所により通り雨。空気はほんのり温もっていた。最高気温18度5分(盛岡)。



  なんだかどんどん速くなる。
  そのうちみるみる急になる。
  とうとういよいよ転げてく。

  夕闇に急ぐ群は
  もう戻って来ない。 
@岩手県北部

2018年10月23日(火)
霜降の朝は3度8分。晴天も三日目になれば、下り坂の気配。それでも夕刻まで随所に晴れ間があったのは望外の展開。最高気温19度5分(盛岡)



  何事も無き道の途上に
  光はある。
  闇はある。
  私がいる。
  流れ去る一切がある。

@三陸沿岸

2018年10月22日(月)
晴れた。とんでおない晴天だった。けれど太陽の強さは度が過ぎて、秋晴れと言うには、やや気だるさが残った。最高気温19度7分(盛岡)。



  殊更に詳しく
  伝えられることは、
  つまり、どうでもよいこと?

  殊更にさらり
  片付けられるのは、
  つまり、核心に触れること?

  殊更に静かで、
  予測されないのは、
  つまり、明日の天地のこと?
@岩手県北部

2018年10月21日(日)
予定通りの高気圧圏内。期待以上の秋晴れか、それは場所それぞれ。過ぎた幸せはピンと来ないようだ。最高気温19度7分(盛岡)。



  愛する者を鬼に仕立て、
  己は仏面で世渡りかい。
@北東北

2018年10月20日(土)
昨日の予報は今日の空をあまりに過小評価していた。多少の薄雲に目を奪われていた。実際は要所要所に上々の秋晴れ。最高気温19度9分(盛岡)。



  すたすたと
  自分を進めてはいけない。

  他人にとっての君は、
  もしかすると
  ずっと昔の君のままだから、
  気分だけでも後ずさり、
  過去の再演で
  もてなしてみよう。
@北東北

2018年10月19日(金)
朝方は晴れた。昼過ぎにも少し陽射しはあった。日中は予報を上回った。夜になってパラパラっと来て、街はしっとり。最高気温18度1分(盛岡)。



  功名の種など
  捨て置けば、
  誰かが拾っていく。

  あとには、
  雲だとか花だとか
  流れて揺れていれば
  それでいい。
@岩手県北部

2018年10月18日(木)
最低気温が薮川で氷点下2度9分など極寒の「お試し」が始まった。日中は、まあ、教科書のような秋晴れ。最高気温17度2分(盛岡)。



  会話を弾ませる。
  それを「調子に乗る」と
  受け止めるムラもあるようだから、
  用心深く
  終始ローギアで
  お好みに合わせ
  どんよりしている方が
  無難かもしれない。
@岩手県北部

2018年10月17日(水)
徐々にではあるが雲は流れて消えた。午後は明確な晴天で、日没前後の朱色の光も楽しめた。最高気温17度(盛岡)。



  けして消えない足跡を
  残してしまった群は、
  やがて
  綺麗な御伽噺を
  綴り出す。

@岩手山麓

2018年10月16日(火)
各地隈なく曇天の予報だったが青空や陽射しの欠片はあった。結局、三度ほど小雨に濡れたけれど。最高気温19度3分(盛岡)。



  楽しむ為に
  此処に居る。

  今さら何の
  泥にまみれ
  疲れ果てて
  まずい酒を
  飲むものか。
@北東北

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