TOP

イワテバイクライフ 2011年7月前半


2011年7月15日(金)
梅雨に戻ったような一日。日照りは無くとも湿気は健在。午後には所によりスコール。

 

  悲惨な現実を早く終らせたくて、
  美しいストーリーばかり
  追いかけてはならない。

  つくりもののハッピーエンドより、
  黙々と歩み続ける人々の
  ありのままこそ、
  未来へ伝えるべき真実なのだ。

  
HONDA Monkey @盛岡市 撮影日2010年7月14日  

2011年7月14日(木)
雲に救われた。焼けるような陽射しは無かった。蒸し暑さだけは健在だった。

 

  影を知り、
  はじめて光を使える。

  悪を知り、
  はじめて善を求める。

  人を知り、
  はじめて間を覚える。
 スポーツスター883R @岩手山麓 撮影日2011年7月11日  

2011年7月13日(水)
「今日も真夏日」と繰り返すのは「よそ者」だ。この10年の岩手の夏は「異変」なのだ。誰も口にはしないけれど。



  掟は、山を越えて追って来る。
  法は、国を越えて追って来る。
  罰は、時を越えて追って来る。
XL1200R @八幡平市 撮影日2005年7月8日  

2011年7月12日(火)
盛岡で33度など暑さは健在。見わたす限り積乱雲の競演。大気は不安定。所により記録的な大雨。



  まあ、いろいろあるだろう。
  揺さぶって来るだろう。
 (でもね・・・)

  それでもなお、魂が求めることがある。
  それでもなお、魂が拒むこともある。
  それこそが
  自分にとっての必然なんだよ。
MOTO GUZZI 850GT @岩手山麓 撮影日2011年7月9日  

2011年7月11日(日)
朝方の空の蒼さときたらみ南太平洋。案の定、梅雨明け宣言。でも、夕方には積乱雲の威嚇。



  そうかもしれない。
  そうでないかもしれない。

  それを問う意味は、
  明らかにしようとする者が
  存在する間のことだ。

  やがて、みな立ち去れば、
  真相すら埃を纏って、
  時の片隅に眠る。

  そうかもしれない。
  そうでないかもしれない。

 (そのように日々は過ぎていく) 
スポーツスター883R @岩手山麓  

2011年7月10日(日)
釜石で36度6分など、7月としては記憶に無い暑さが続く。午前中、盛岡など震度4の地震。沿岸部に一時津波注意報が出た。



  気持ちは
  とっくに外海なんだよ。
  なのにロープをかけられ、
  港で海鳥の相手だよ。
  
  そんな暮らしに親しむうちに、
  土だとか花だとか森だとか、
  語り出すような気がしてならねぇ。


  
※本文と画像は一切関係ありません。
MOTO GUZZI 850GT @普代村  

2011年7月9日(土)
釜石で36度4分など、岩手全体、ほぼ猛暑と言うべき一日。壮大な積乱雲が乱立。



  未来に陽がさすと、
  誰もが笑顔になる。

  視界がひらけると、
  誰もが立ち上がる。

  思いがふくらむと、
  誰もがあゆみ出す。
MOTO GUZZI 850GT @岩手県沿岸北部  

2011年7月8日(金)
昼過ぎまで小雨。ゆるぎない梅雨空。北国とは思えない蒸し暑さに汗もとめどなく。



  流れゆく群の中で
  お前が孤独を感じるのなら、
  それは、お前が流れぬ者だからだ。

  言葉を控え、
  そっと岸辺に心を置くがいい。
  今日の雨を受け流すがいい。
  
HONDA ベンリィ50S @盛岡市  

2011年7月7日(木)
ゆるやかな下り坂。粘り強い青空も夕刻には雲に飲まれた。蒸し暑さだけは夜も健在。



  人は、
  ごく当たり前に
  暮らしたいのだ。
  働きたいだけだ。
  それさえ実現したら、
  もはや夢のほとんどは、
  叶ったも同然なのだ。 
ヘリテイジ ソフテイル クラシック @葛巻町 撮影日2011年7月2日  

2011年7月6日(水)
最低気温は20度に迫り、最高気温も28度を越えた。蒸し暑さが、梅雨の晴れ間であることを告げていた。

 

  解決していることなど
  何ひとつ無くたって、
  解決に向かっていると思える者であれば、
  多くのことは、解きほぐれていくものだよ。 
HONDA Ape100 @盛岡市 撮影日2010年7月6日

2011年7月5日(火)
前夜の雨音は消え、梅雨空で明けた。ぐずぐず白濁の空も、夕刻には澄んだ青空に豹変していた。



  どこまでも真っ直ぐな道は無い。
  必ず何処かでツイストしている。
  其処でリズムに乗るか、崩れるか、
  試されるんだろうな。

BMW R1100Rロードスター @八幡平 撮影日2005年7月2日  

2011年7月4日(月)
窓に吹き付ける雨滴。微塵の陽射しも許さぬ梅雨空。昨日の熱と渇きをさます一日。



  未来を仮定して
  今日の心を決めるなんて、
  気休めに等しいことだね。
  まして、あと何年だとか、何か月だとか、
  指折り数えて耐えしのぶなんて、
  幻を追うようなものだ。
  目の前の自分をよく見てごらんよ。
  そこに答えが立っているから。
  何をどうしたいのか。
  すでに未来は今日の中にあるんだよ。 
HONDAベンリィ50S @盛岡市 撮影日2008年7月4日

2011年7月3日(日)
油断した。曇りから雨という予報を鵜呑みにしていた。青森県は強烈な夏だった。夕刻、盛岡に帰っても晴れていた。



  展望を求めるのなら、
  それが手に入る所へ
  駆け上がる他はない。 

  霧まで払う情熱を傾け、
  明日の見晴らしを
  掴み取る他はない。
東北トライアル選手権シリーズ 第3戦 青森大会 @青森県大鰐町

2011年7月2日(土)
梅雨の晴れ間などというレベルを超えた真夏日。たっぷり汗に濡れ、じりじりと陽に焼かれた。ただし、沿岸北部は冷えた霧。



  美しい風景に棲む人々は、
  善良に違いない。
  そう信じたがる私は、
  よほど悲しい者なのだ。

  幾度となく足を止め、
  深く深く風を呼吸し、
  果てしのない楽園を
  飽くことなく見渡す私は、
  よほどの地獄に棲む者なのだ。

  路傍の眺めに救いを求める旅なのだ。
   
ヘリテイジ ソフテイル クラシック @岩手県沿岸北部

2011年7月1日(金)
思いのほかに大気は好転しても、けして油断ならない雲の発作がある。結局、油断ならない一日。蒸し暑さだけは相変わらず。

 

  一度「蜜」を堪能した者は、
  幾度追われても
  同じ花に戻りたがる。
  針を失い、羽を失っても、戻りたがる。

  支配することに陶酔した日々へ
  睨みつけ、のし歩いた大通りへ、
  力から力へ、頂から頂へ、
  渡り歩き、飛びまわった自分へ、
  戻りたがる。

  (そうしていないと手が震えるのか)
 
スポーツスター883R @岩手山麓

このページの先頭に戻る