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イワテバイクライフ 2012年1月後半


2012年1月31日(火)
最高気温が氷点下4度3分なんて、まあ、よろしい。じわじわ積み上げれれていく粉雪こそが問題だ。



  管理と監視が
  同義語になったら、
  暗い時代の兆しだよ。

  機密と隠蔽が
  背中合わせになると、
  危い時代の匂いだよ。

  事実と操作が
  馴れ合ってしまうと、
  歪んだ時代の形だよ。


  ※画像と本文は一切関係ありません。
HONDA Monkey @岩手山麓

2012年1月30日(月)
最低気温は氷点下12度2分(盛岡)。久しぶりの銀世界。サラサラの雪。午後には青空も広がり、まずは美しい真冬日。



  人は、実にわかりやすい。

  迫りくる戦に怯えていた者が、
  自分だけ安全圏に居ると知った途端、
  警戒心は薄れ、
  無関心を装い、
  傍観者となり、
  戦略を練らず、
  共闘を求めず、
  まして血を流す気もないから、
  ただ、ぼんやり、弛緩して、
  厄介な雲が流れ去るのを待つようになる。

  この習性を見抜かれて、
  石垣を崩され、陥落した城は多い。
HONDA Monkey @盛岡市

2012年1月29(日)
最低気温が氷点下10度7分(盛岡)から挽回できる温もりも無く、真冬日で終わった。空の蒼さに春を妄想するのみ。



   青空に解き放たれ、
   至福の瞬間に舞う。

   そんな試技に憧れる者は声を上げる。
   「助走はどこから?」
   「ギアは何速?」
   「最悪の場合はどうなる?」

   越える壁の向うに何があるか、
   それ次第なのかもしれない。
   
ライダー:高橋健啓選手(国際A級) @花巻市  

2012年1月28日(土)
最低気温が盛岡と宮古で氷点下11度台。日中もほぼ岩手全域で真冬日。ただ、陽射には若干の力があり、街の氷を少しとかした。



  心をね、
  常に先へ先へ送るんだよ。
  どこへ向かいたいのか、
  結局どうありたいのか、
  はっきりさせながら走るだけ。
  目先のあれこれに
  乱されちゃいけないよ。

  生きることは、
  オートバイライディングと
  ほら、一緒さ。


HONDA Ape100 @岩手山麓

2012年1月27日(金)
強力な寒気団に覆われ冷凍庫状態。時折の晴れ間や薄日程度では何も解凍できない。最高気温・氷点下2度5分(盛岡)。



  敵が3人いたら、
  そのすべてと闘う必要は無い。
  2人を味方にすれば良い。
  それで3対1じゃないか。
HONDA Ape100 @岩手山麓 撮影日2012年1月24日

2012年1月26日(木)
朝方は凄まじい晴天。最低気温・氷点下12度7分(盛岡)で、この冬一番の冷え込み。気温は10度ほど挽回したが、真冬日で終わった。



  肯定することはね、
  否定するよりずっと難しい。
  受け入れるゆとり。
  共感という温もり。
  かたよりの無い心。
  あるがままを
  美しいと感じ、正しいと認め、
  それでよいと信じ、受け止める。
  肯定とは、そんな強さなんだね。
  自分の都合や気分にしがみついて、
  何かを否定し、閉籠る弱さとは、
  くらべようも無い。
HONDA ベンリィ50S @姫神山遠望  ※画像は過去のものを使用することもあります。

2012年1月25日(水)
まずは、すっきり晴天で迎えた夜明。放射冷却で最低気温は氷点下10度7分。日中の陽射しなんぞ御印程度の真冬日。



  本当に大切なものがあれば、
  それでいい。
  何を奪われようと構わない。
  (屁でもない)

  本当に結ぶべき絆があれば、
  それでいい。
  誰に斬られようと構わない。
  (痛痒はない)

  本当に求める理想があれば、
  それでいい。
  何処が終点だって構わない。
  (未練はない)

  鬼となるのは、
  そういうものを守る時だ。
  (その時は来る)
HONDA ベンリィ50S @岩手山麓

2012年1月24日(火)
放射冷却でいささか冷えた。最低気温は氷点下9度。結局、真冬日。首都圏の積雪・凍結の大騒ぎをぼんやり眺めた。



  地球が回るから大気は動く。
  わき立った雲が流される。
  大地には光と影が入り乱れ、
  凍ってはとけ、とけては凍る。
  間断なく、刻々と、粛々と
  すべては移ろう。
  その二度とはない瞬間に、
  空は、あらん限りの思いを描き、
  潔く去っていく。

  この純粋な展開。
  単純を極めた仕組み。
  まったく、ありのままの眺め。
  微塵も作為の無い営みに、
  私は恋い焦がれ、
  いつまでも凍土に立ち尽くし、
  嘆息する。

  
HONDA Ape100 @岩手山麓

2012年1月23日(月)
朝方の曖昧な晴天は、昼を過ぎて鮮明な冬晴れになった。最高気温は3度2分(盛岡)と高めだったが、夕闇の風は相当に冷えていた。



  みんな最初はそうなんだよ。
  大した事にはならないと、
  たかをくくっているんだよ。
  ところがね、時が経つにつれて、
  話は、どんどん膨らんで重くなる。
  大きなうねりになって押し寄せる。
  ついには、
  想像もしなかった事態に追い込まれる。

  なめてかかった報いは、
  ボディーブローのように効いて来る。
HONDA Monkey @岩手山麓

2012年1月22日(日)
夜が明けてみれば、数センチの積雪だった。重く湿った雪だった。日中はぬるい曇天。降った以上の雪がとけて消えた。



  明朗であるということは、
  愛想の良さとは違う。
  まして、媚びることではない。
  ところが、頑迷な自尊心にとって、
  それらの区別は
  案外、難しいのかもしれない。
HONDA Ape100 @岩手山麓

2012年1月21日(土)
最高気温がマイナス1〜2度。最高気温もプラス1〜2度。何とも締まらない「大寒」。断続的な小雪模様。



  ありのままを記したら、
  二度と書き直さない。
  どんな嵐に遭っても、
  筆を変えない。

  動かし難い事実は、
  文字にした途端、
  矢となって解き放たれる。

  事実を克明に伝え、広める。
  その幾億の矢が、
  闇を射抜き、
  世界を救うのだ。
HANDA Ape100 @岩手山麓 撮影日2012年1月18日

2012年1月20日(金)
ニュースは最高気温3度1分より、最低気温・氷点下1度5分(盛岡)。午前中は青空。午後は下り坂。



  風がね、
  もう終わったんだと歌っている。
  雪原を黒い血で染める季節は
  もう本当に終わったのだと歌っている。
  ほら、数億人の合唱を運んで来る。
  求めても求めても届かなかった
  安息の日々の到来を祝福して、
  大地を揺さぶり歌っている。

  何かを失い、許し、感謝して、
  ささやかな居場所に微笑めば
  そんな風に包まれる。
HONDA Ape100 @岩手山麓 撮影日2012年1月19日

2012年1月19日(木)
さすがにプラス3度7分まで気温が上がれば、道の雪もとけ、水飛沫が上がる。それより何より、濃厚な空の蒼さだ。



  何も知らされていないことを知った人間は、
  以後、何を知らされても、知ろうとしない。
HONDA Ape100 @岩手山麓

2012年1月18日(水)
久しぶりだった。朝の青空の中に岩手山がすっきり見えた。けれど午後には、冷え冷え灰色。最高気温プラス2度6分の実感は無い。



 「手を黒く染めた者が蒔く種は黒い」
  とは断言できない。
  「その種が咲かせる花は黒い」
  とも言い切れない。

  でもね、
  世の中の目には、
  そのような種は黒く見えるものだ。
  そのような花は黒く思えるものだ。
  そういうものだ。

  日頃のたたずまいが不透明だと
  そうなるのだ。
HONDA Ape100 @岩手山麓

2012年1月17日(火)
午前中は広々青空があった。午後には冬雲が巻き返し、寒さが身に染みる夕暮だった。



  明後日のことに責任を持てない者は、
  軽々しく約束などしない。
  大声で方針など示さない。
  派手に未来など描かない。
  一般論を並べて立ち去るだけだ。

  耳触りの良い夢物語をばらまき、
  瞬く間に逃げ出す者に較べれば、
  よほど善良だ。
HONDA Ape100 @岩手山麓 撮影日2012年1月16日

2012年1月16日(月)
最低気温・マイナス3度7分。最高気温・プラス0度5分(いずれも盛岡)。そんな緩いデータを嘲笑う風速10m。寒気が痛さになる。



 
 わたくしは、
  今日のこの光景を
  わたくしの遥か彼方の日々に
  手渡すのです。

  良い思い出にするためではなく、
  無縁な場所から
  微笑みかける記憶でも無いのです。

  果てしなく、この地に向き合う覚悟を
  この夕闇とともに手渡すのです。
HONDA Ape100 @岩手山麓

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