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イワテバイクライフ2018年7月前半


2018年7月15日(日)
むっとする熱気に包まれたり、かすかに涼やかな風を浴びたり、真夏の道が続いた。最高気温31度3分(盛岡)。



  されたことは、
  覚えているさ
  どこまでもね。

  したことなど
  すぐ忘れるさ
  罪の無い顔で。

  (そんな有様で過去の共有かい?)
@北東北

2018年7月14日(土)
ぎらり陽射し、直視を拒む青空、爆発的な夏雲。東北南部の梅雨明け。岩手もカウントダウンに入った。最高気温31度1分(盛岡)。



  街に漂う匂い
  ことばの響き
  翻る旗の色彩

  此処が
  何処か
  わからなくなる瞬間がある。

  いつもの道を辿るほどに
  見知らぬ風が吹く。
@岩手山麓

2018年7月13日(金)
午前中は諦観を誘う曇天と時折の小雨だったが、夕刻には多少の晴れ間、妙に希望めいた陽射し。梅雨明けの予兆か?最高気温27度7分(盛岡)。



  全体が緩慢に沈む・・・

  それを、誰ひとり
  危機と言わないのなら
  せめて、君だけは
  結末までを目撃し
  記録する者であれ。

  (正確に、克明に、執念深く)
@岩手山麓

2018年7月12日(木)
三陸沿岸は所により控え目な青空が現われた。内陸は小雨断続。梅雨空のまま。最高気温23度(盛岡)。



  明後日の夢など語らない。
  明日には古びているから。



  ※本文と画像は無関係
@三陸沿岸   

2018年7月11日(水)
午前中は暗澹たる梅雨空だったが、北の空は急速な回復を見せた。最高気温25度7分(盛岡)。



  素人を
  見下し
  揶揄し
  嘲笑う。

  (成り上りの玄人の芸風)
@北東北

2018年7月10日(火)
昼前後は、そこそこの青空と陽射しがあった。しかし、気温が上がり、湿気も加わって、西日本並みの不快指数だった。最高気温31度4分(盛岡)。



  汚れた水の中で
  どんなに美しく泳いだところで、
  近付く人影は無い。

  とりあえず、
  水と空気は
  選ぶべきだ。
@岩手山麓

2018年7月9日(月)
多少の青空があった。陽射しも強かった。ひどく蒸し暑かった。大気不安定。所により黒雲、猛烈なスコール。最高気温30度3分(盛岡)。



  去り行く風に
  呼びかけない。

  無我夢中の風を
  呼び止めない。

  道に迷い
  見知らぬ土地を
  彷徨うのも旅なら、
  静かに見送る。
@岩手山麓

2018年7月8日(日)
時折の小雨に街は乾く時もない。しかも冷えて、県北部は17度前後で4月下旬並み。夏日到達は江差だけ。最高気温21度5分(盛岡)。



  黒い手の入った天秤に
  敢えて乗る心も、また
  いびつなのだ。



  ※本文と画像は無関係
@岩手山麓

2018年7月7日(土)
岩手は小雨断続。夜空に晴れ間。いずれにしてもヒンヤリ。一方で西日本の豪雨災害は深刻。夜8時23分、千葉で震度5弱の地震。最高気温19度2分(盛岡)。



  落ち着いて
  行動せよと
  繰り返し
  テレビうわずる
  梅雨の夜
@岩手県北部

2018年7月6日(金)
時折小雨。空気はひんやり。もの静かな梅雨空。西日本では大雨で川は溢れ、山は崩れ、大災害。最高気温19度1分(盛岡)。



  気象や蹴球に傾注する
  労力や熱意や誠実さを
  等質に振り向けるべき
  問題もあるのだけれど
  見事なまでの閑古鳥だ。

  (雷鳴はいつ轟く?)
@北東北

2018年7月5日(木)
湿って暗く重い雲が折り重なって、時折の小雨。空気は、かすかにひんやり。日中は21度前後。最高気温は朝方に観測された24度6分(盛岡市)。



  思い浮かべた通りの眺めなど
  まず、めったに流れては来ない。
  だから、
  それ以上の瞬間を
  手繰り寄せるために、彷徨う。

@盛岡市

2018年7月4日(水)
ほとんど熱帯夜だった。炎熱の晴天は終わり、梅雨空が戻り、朝から小雨断続。不快指数の高い一日。最高気温25度8分(盛岡)。



  君の明後日のことなど
  真剣に考えているのは、
  さてさて、
  出世に無我夢中の人々かい?
  尻尾を振ってくれるペットかい?

  (君のほかに誰がいる?)



  ※本文と画像は無関係
@盛岡市

2018年7月3日(火)
朝から迷いなく晴れ渡り、炎熱の陽射しから逃れる術もない。大地にこもる熱気に生気は奪われるばかり。最高気温33度9分(盛岡)。



  支配されない自然。
  管理されない人間。
  直進する意志に木漏れ日が微笑む。
  自由の森の午後。
@岩手山麓

2018年7月2日(月)
控え目な予報を罵倒する夏空。陽炎は地上をなめるが如く。爆発的な積乱雲は天空を突き破る勢い。夕刻前、所によりスコール。最高気温34度3分(盛岡)。



  今日限りの
  風を浴びて
  雲を追掛け
  何処に佇もうと
  理由はないんだ。

  ただ、そこに、
  そういう自由があった。

  それだけのことなんだ。
@三陸沿岸

2018年7月1日(日)
朝方は梅雨らしい曇天だったが、昼前にはエネルギッシュな夏空。わき立つ積乱雲。局地的なスコール。最高気温33度5分(盛岡)。



  旅の果ての男は、
  土地の言葉を知らず、
  習慣を知らず、
  何より過去を知らず、
  海鳥だけを話し相手に
  日暮れを待っている。
@北東北

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