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イワテバイクライフ2018年7月後半


2018年7月31日(火)
北東北の空も、さすがに開き直ったんだね。だから、人も覚悟を固めたのさ。カンカン、ギラギラ、上等じゃないか。最高気温35度5分(盛岡)。



  そんな大袈裟なことじゃない。

  ひとつひとつの出来事に
  驚愕したり
  泣叫んだり
  憤怒したり
  大騒ぎしていたら
  一日も過ぎていかない。

  いろいろ噛みしめ、
  黙々歩いていくんだね
@北東北

2018年7月30日(月)
台風12号の余韻は湿った南風。どこへ走ろうが追って来る炎暑。三陸名物「やませ(冷えた霧)」は、海端限定の快感にとどまった。最高気温33度6分(盛岡)。



  一度でも
  繁栄を味わい
  安楽を常とし
  貪欲を軽蔑し
  必死を嘲笑う。
  そんな精神が
  落ち着く先は
  明らかなのだ。

@北東北

2018年7月29日〈日)
台風12号は猛然と西へ走る。岩手もはじめは雲が多かった。沿岸は深い霧。だが、夕刻前の通り雨のほかは、ただ暑いだけだった。最高気温31度8分(盛岡)。



  礼儀の欠如
  作法の不在
  民度の瓦解

  そんなものを
  そんなものとして
  知らぬ顔で受け流すのは、
  侮蔑の極みだ。
@北東北

2018年7月28日(土)
台風12号の影響なのか、やや雲が目立ったが、所々の青空はこざっぱり、陽射しは落ち着き、秋を思わせる薄雲もあった。最高気温度分(盛岡)。



  額縁におさめるための
  眺めは追わない。

  幽閉された魂のために
  解放の場を探す。

  硝子の平面を突き破り、
  あふれ出し、
  ほとばしり
  走り出すものを追った果てに
  今日という日の印象が
  其処に立ち止まる。
@北東北

2018年7月27日(金)
良く晴れた、なんてものではない。異様なまでに完璧な蒼天だった。朝夕の風に微弱な秋は幻覚か。最高気温31度2分(盛岡)。



  そりゃあ
  お日様の下を行くわけだから、
  足の裏を火傷することだって
  あるわいな。
@北東北

2018年7月26(木)
朝方は雲が多くて岩手山が現われたのは午前11時前ぐらい。あとは、容赦ない夏空、目もくらむ陽光。最高気温31度6分(盛岡)。



  佇む所が
  美しいと
  それ迄の
  悲しみや
  苦しみは
  束の間の
  記憶の彩
  風にとけ
  サヨナラ
@盛岡市

2018年7月25日(水)
やや本気の曇天で始ったが、昼前には雲も払われ、白濁した真夏の晴天と化し、うだるような熱気。最高気温32度4分(盛岡)。



  牧草の波のことは、
  刈取りの後に描く。

  大海原のながめは、
  陽が沈んで語ろう。

  人間の風景だって
  たぶん、そうする。

2018年7月24日(火)
朝は分厚い雲に覆われ、所により小雨や霧。県境を越えると一気に青空。風はかすかに涼やか。岩手に戻れば真夏日の余韻。最高気温30度2分(盛岡)。



  何事も無ければ
  どこまでも白紙
  どう見ても無色
  筆をととのえて
  ただ、風を待つ。
@北東北

2018年7月23日(月)
午前中は時々小雨に濡れたけれど、午後は道も乾いて安楽だった。何より殺人的な陽射しも無く、天地は冷静を取り戻した。最高気温26度5分(盛岡)。



  もしも、もしもだよ。

  分け隔ての無い拍手が
  育まれる大地があれば、
  すべてを投げうって
  飛び込む価値はあるよね。
@岩手県北部

2018年7月22日(日)
雲の多い夏空だったが、陽射しは容赦なく、熱気がこもる中、甲子園出場校は花巻東。最高気温32度(盛岡)。



  夏のことは
  その夏、決めればいい。
  冬のことも、
  その冬、決めるだけだ。

  季節が移ろえば、
  人も別人だから。

@岩手山麓

2018年7月21日(土)
晴れているとか曇っているとか判然としない空の下は炎熱。一関は猛暑日。岩手全体、ほぼ真夏日。最高気温32度7分(盛岡)。



  みんなが
  良い人になったんじゃない。
  君が変わっただけさ。
  良い人にね。
@岩手県北部

2018年7月20日(金)
アリバイ程度に東北北部の梅雨明け発表。現実の空はとっくに真夏、どころか猛暑日に迫る勢い。週間予報は炎熱のマークが並んだ。最高気温33度4分(盛岡)。



  誉が欲しくて
  誇りを捨てる。
  そんな愚かを嘲笑い、
  借りず、写さず、盗まず、
  のほほんと、
  今日も
  ありのままのオリジナル。
@北上高地

2018年7月19日(木)
内陸は良く晴れて強い陽射し。照り返し、こもる熱気。一方沿岸部は所により霧。北東北の梅雨明けは先送り。最高気温32度2分(盛岡)。



  猛 暑
  五 輪
  だから 
  電 力

  壮大な三段跳び。
@北東北

2018年7月18日(水)
朝の予報は終日の曇天。ところが早々に薄日。昼過ぎには所々に真夏の青空。むっとする熱気。梅雨明けは見えた。最高気温30度8分(盛岡)。



  混乱の真っただ中で
  何が最善の道かもわからないまま、
  とにもかくにも
  眼前の事態に対処し続けた。
  そうするほか無かった。

  (今日も全身全霊の凡夫)
@岩手山麓

2018年7月17日(火)
まぎれもない梅雨空だった。小雨断続、時に雨音が立った。湿度はほどほどで、かすかにひんやり。それで救われた。最高気温23度9分(盛岡)。



  夢の中の忘れ物を
  取り返そうと、
  再び、深い眠りの淵に
  身を投げる暁。
@北東北

2018年7月16日(月)
どこまでも曇っていたが、市街地にはムッとする熱気。でも、まあ、海風が通る道は、かすかに涼しく、ほっとできた。最高気温28度4分(望岡)。



  たった一人であっても、
  心の通じ合う異邦人は、
  幾千万の同胞に等しい。
@北東北

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