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スパイカーズ倶楽部

ようこそ、雪山アタックツーリングの世界へ。


(注)この楽しみは、スパイクタイヤ装着の原付自転車とライダーの基本的な技術を前提としています。
初心者の方にはおすすめいたしません。自己責任でお楽しみください。


2006年12月18日(月)
  














  天峰山は、
  岩手山麓を一望する丘です。
  頂へ続く眺めも美しく
  幾度通っても、
  その道程には発見があるのです。
  とりわけ冬は
  天峰山一帯の魅力が
  浮き彫りにされる季節です。
  














  
  天峰山へは
  国道455号線から入るルートと
  旧玉山村日戸(ひのと)から
  上るルートがあります。
  この日は、日戸からアタックしました。
  勿論スパイクタイヤ装着です。
  なだらかな勾配の雪道を
  蛇行しながら高度を上げていきます。
  ここは、ちょうど中腹ですね。
  岩手山が見えています。

  











  師走も後半なのに
  今年の降雪は控えめです。
  前夜の雪を加えても
  20cm程度の積雪です。
  ただ湿って重い雪なので、
  前輪がひねられますが、
  四駆の轍をうまく辿れば大丈夫。
  後輪に体重をかけ、
  単車をまっすぐ立てた状態で
  スロットルを開けていきます。
  ハンドルを握る腕から力を抜いて、
  前輪の思わぬ動きに備えます。
  アイスバーンにも要注意です。
  さて、頂上まであとひと息です。



  









  頂上目前です。
  最後の直線に入りました。
  なだらかな坂道ですが、
  一度止ると
  再スタートの加速が
  難しくなります。
  両足を使って
  単車を前へ前へ押し出します。
  猛烈な運動量に
  汗が噴き出します。
  透湿性のあるジャケットと
  水筒・食料は必需品です。
 








  はい、登り切りました。
  思いのほかスムーズでした。
  丘の上の雪もお印程度です。
  ここの楽しみは、
  風の強い晴天の日。
  積もったパウダースノーが
  下界から吹き上げる風で
  ブリザードのようになるのです。
  大自然の力を
  全身で受け止める醍醐味です。
  大雪が降れば、
  日戸からの道は閉ざされますが、
  455号線からのルートは
  おおむね通行できるはずです。
  ただし急カーブと急坂の雪の国道を
  走行するのはおすすめできません。
  くれぐれも無理はなさらぬように。


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